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モーリス・ベジャール

2008年07月04日 13:45

Maurice Béjart
2007年11月22日に他界された、バレエ界の革命児とも言われる振り付け師。
その追悼公演が東京文化会館行われ、東京バレエ団の追悼特別公演とベジャールバレエ団の日本公演のチケットがセットで手に入りました。ベジャールバレエ団による『ボレロ』は26年ぶり!

まずは5月11日、『東京バレエ団 モーリス・ベジャール 追悼特別公演』へ。
この日は1階L12列で鑑賞。1階の下手側、一番最後列ですが、結構見やすい席です。

『ギリシャの踊り』では上野水香・高岸直樹の舞いも見ることができましたが、殆どメインは群舞。
クラシックパレエだって観覧初心者(というのかしら?)の私にモダンバレエがどの程度理解できたのかはかなり謎ですが…なんとも最初の波が印象的。ざわざわと体系を変えていく様子はすごく不思議でもあります。

どの演目もそうですが、衣装がシンプル。そして全体的に統一されています。髪型までそろえるなんてスゴイ。ソリストでさえ、目立たない。全体の中の1つのパーツになっているのですね。ライティングでみせる人の体で創られた画はなんとも面白いものでした。

『火の鳥』はもっともっとダイナミックかと思えばそれほどダイナミックな演出ではなく。確かに男性をリフトしたり、ラストはものすごく印象的ですが、火の鳥のモトをきちんと知らない私は場面的に何処だったのか…^^;でもこの演目も光を面白く使っていました。
『春の祭典』 は、ストーリーは一番みていて解りやすかったと思うのですが、なんといっても暗い照明がメインの演目。じぃっと全体を見ているとふと意識が遠くなってしまうことが…(苦笑)

全体的に静かに、でもすごく舞台全体で訴えかけるような振り付けをするのだなぁと感じた今回。豪華な衣装が好きな私としては衣装は物足りないけれど…バレエという世界よりももっと演劇に近い印象を受けたのでした。




その1ヵ月後、6月11日に『BEJART BALLET LAUSANNE JAPAN tour 2008』。
26年ぶりの日本でのボレロです。今回は3階の下手側最後尾。ちょっと遠い気もしますが、それほどステージも見切れずに見ることが出来ました。

『これが死か』SERAIT-CE LA MORT?
男性一人と女性4人で踊るステージは衣装も至ってシンプル。
女性一人一人と順々に踊っていくのですが…2人目の時はとにかくリフトがスゴイ。とても静かな音楽なので、3階にいても衣擦れの音が聞こえてくるときもあるくらい。
にぎやかさはないけれど、とても引き込まれるステージでした。

『イーゴリと私たち』IGOR ET NOUS
作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーのオーケストラリハーサル中の声を使用したとても斬新なバレエ。ベジャール氏の遺作で未完のバレエだそう。
鍵盤をイメージしたのか?それとも五線譜なのか?黒と白のストライプのように見える照明がステージに当てられ、ステージ手前のセンターには譜面台が置かれています。コンダクターの衣装で出てきたのはジル・ロマン。モーリス・ベジャールバレエ団の現芸術監督でもある彼。
イーゴリの話す声にあわせてテンポの速いバレエを踊る。時にはタップダンスのようなステップを踏むことも。
様々な楽器の音や打楽器の刻むリズムに合わせて踊るダンサーたちの衣装は黒か白のシンプルなもの。 なかなか面白いステージでした。 今回の演目でこれが一番印象的だったかも。とにかく斬新。

『祈りとダンス』LA PRIERE ET LA DANSE
今までみたベジャールのステージは全て衣装がシンプルで、あまりデコレーションのある衣装のイメージがなかったのですが…この演目では男性が白のロングスカートで登場します。古代ギリシャやアテネのような印象を与えるこのステージ。スカートの描くラインがとてもしなやかで美しいステージでした。
とにかく男性が多いこのステージはハクリョクがスゴイ!
バレエとは思えないくらい、ダンサーが声を上げて踊ります。
パ・ド・ドゥで踊っていた二人がふと後からステージに上がってきた人たちに気を取られているうちにパッと消えてしまったりして、演出にも驚きました。なんとなく、ミュージカルのような印象を受けた私です。

『ボレロ』BOLERO
とても有名な曲で、バレエに疎い私でもとても親しみのあるこの曲。

真っ暗なステージはまだ緞帳が下りているのかと思っていた。ふいに曲が始まると細いピンスポットライト。なにか白いものが見えるけれどそれが何かはわからなかった…。上下に動く白いものを追いかけてスポットライトも動く。
目がなれてくると、それは人の手であることが解った。
ダンサーはもうそこで踊っているのに、観客に手しか見せない。
すごい演出。

動きが激しくなると共にスポットライトは2本になり、両手を追う。
少しずつ光の当たる範囲が広くなるとなんとなく全体がわかってきた。
後ろにはイスに座って頭を垂れる男性。
センターにライトが当たったとき、紅い円卓の上で一人踊るカトリーヌ・ズアナバールがいた。珍しい、黒人のバレリーナ。この日は最初の『これが死か』でも踊っていた彼女。
この演目もとてもシンプルな衣装で、スパッツにホルダーネックのタンクトップ(?)とカジュアル。そのタンクトップ越しに彼女の腹筋が見えた。

ボレロの単調なリズム、同じメロディが続く。
ステージの周囲にずらりと並んで座っている男性が少しずつ動き出す。円卓を囲んで踊りだす。
彼らをリードするように彼女は力強くずっと舞い続ける。
そう、彼女はボレロが演奏されている15分間ずっと、一人紅いステージの上で踊り続けていた。
とんでもないスタミナ!
すごく生命感の溢れるステージに息を飲む。

なんてかっこいいんだろう!カトリーヌ!

とってもハクリョクのステージでした。
最後はスタンディングオベーション。拍手はなかなか鳴り止みませんでした。
3階からみていても解るくらい、彼女の背中は汗で光っていて、いかに過酷だったかがわかります。

すてきなステージでした。


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